ヒスイ拾い考 その一

1 ヒスイの拾える場所について

　主に、新潟県糸魚川市の大和川海岸から、富山県朝日町の宮崎海岸にかけての海岸沿いで拾えるとされています。

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　一見広い範囲で拾えそうですが、実際には、安全に拾える海岸はそう多くはありません。

　著名な海岸として、ヒスイ海岸(宮崎海岸・朝日町、押上海岸・糸魚川市)、親不知海岸(親不知ピアパーク一帯)があり、その他、市振海岸(糸魚川市市振)、須沢海岸(糸魚川市須沢)等が挙げられます。

　姫川や青海川で翡翠を採取する方もいるそうですが、私は川での採取をしたことがないので、良く分かりません。

2 ヒスイ拾いのルールについて

　海岸や河川での石ころ拾いに関する法的なルールについては、「よいネット運営者「あっ君」」さんが分かり易くまとめられていましたので、ご一読されると良いかと思います。

https://yoi-net.com/archives/3157(「海・川・山の石拾いや土砂持ち帰りが違法になる3つの法律と事例」)

　そのほか、フォッサマグナミュージアムが、持続的なヒスイ拾いの観点から、「翡翠の3ない運動」を提唱されていますので、ご紹介します(「翡翠ってなんだろう2019」78頁、宮島宏著)。

⑴ 必要以上に採らない

⑵大きな翡翠は採らない

⑶採集禁止の場所や立入り禁止の場所で採らない

　個人的には、持続的なヒスイ拾いを楽しみたいと思っていますので、フォッサマグナミュージアムの趣旨に賛同しますが、「必要以上」とは何個以上をいうのか、「大きなヒスイ」とはどの程度の大きさのものをいうのかが気になるところです。

　現状、個々人のモラルに委ねられているといえますが、今後、より詳細なルール作りが必要となるかもしれません。そのようなことにならないよう、節度をもってヒスイ拾いを楽しみたいと思います。